「最低賃金は毎年あがる。でも設備投資のお金までは出せない」。 そう感じている社長さんへ。

この記事は、賃上げを考えている中小企業の社長さん向けです。 従業員の時給をあげて、あわせて機械やシステムを入れると、その費用が最大600万円まで戻ります。 受付がはじまるのは2026年の9月1日。つまり、いまが準備の時期です。

3分で読めます。


「賃上げ補助金」をさがしている方へ

ネットで「賃上げ補助金」と調べる方は多いです。 でも、その名前の制度はじつはありません。

賃上げのときに使える制度はいくつかあります。 その中でいちばん中心になるのが、この「業務改善助成金」です。 まずはこれを知っておけば大丈夫です。


どんな制度? ひとことで言うと

従業員の時給をあげて、あわせて生産性をあげる設備を入れると、その費用の一部を国が出してくれる制度です。

実施しているのは厚生労働省(国)です。 補助金とちがって、条件に合えば原則もらえるのが大きな特長です。 (※予算に上限があるので、なくなり次第しめ切ることがあります)


いくらもらえる?

ポイントは「コース」と「助成率」の2つです。

① コース(時給をいくらあげるか)

令和8年度(2026年)は、3つのコースに整理されました。

あげる金額と、あげる人数が多いほど、上限額もあがります。

② 助成率(かかった費用の何割が戻るか)

いまの事業場内の最低時給で変わります。

もらえる上限は、1社あたり最大600万円までです(年間・事業主単位)。


何に使える?

「生産性があがる」「仕事が楽になる」設備やサービスが対象です。 たとえばこんなものです。

対象になる費用は、10万円以上からです。 ふつうのパソコンやスマホは原則対象外なので、ご注意ください。 (一部の特例にあたる会社だけ、対象になることがあります)


うちの会社でも使えるの?

次の条件に当てはまれば、使える可能性が高いです。

逆に、従業員がいない(社長おひとりなど)場合は、対象になりません。 この制度は「従業員の時給をあげる」ための応援だからです。


★いちばん大事な注意点(順番をまちがえると0円に)

ここだけは必ず守ってください。

「申請 → 国の決定(採択)を待つ → そのあとで設備を買う」

この順番です。

国の決定が出る前に設備を買ってしまうと、対象外になります。 時給をあげるのも、申請したあとです。 よかれと思って先に動くと、1円も戻らないことがあります。注意してください。


いつまでに? 令和8年度のスケジュール

ポイントは、受付が9月からなのに、準備は夏のうちに必要ということです。 どの設備を入れるか、見積もりをそろえるのに時間がかかります。 9月に入ってすぐ申請できるよう、いまから動くのが安全です。

申請の窓口は、各都道府県の労働局(雇用環境・均等部)です。


まとめ

最低賃金があがり続けるいま、賃上げと設備投資を同時に応援してくれる心強い制度です。 申請の書類づくりは社会保険労務士(社労士)に相談すると安心です。

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※この記事は2026年6月時点の公開情報をもとにしています。コース・助成率・上限額・受付期間などの最新情報は、厚生労働省「業務改善助成金」公式ページや令和8年度の公募要領で必ずご確認ください。

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