「補助金と助成金、なんとなく同じだと思っていませんか?」
この記事は、はじめて公的な支援金を使う社長さん・個人事業主さん向けです。 2つの違いと、「自分はどっちを狙うべきか」が3分でわかります。 むずかしい言葉は使いません。
いちばん大事な違いは「もらえる確実さ」
ひとことで言うと、こうです。
- 補助金 → 申し込んでも、審査で落ちることがある(競争)
- 助成金 → 条件に合えば、原則もらえる(確実)
ここがいちばん大きな違いです。 「確実にほしい」なら助成金、「大きな金額に挑戦したい」なら補助金、というイメージです。
ざっくり5つの違い
① だれが出している?
- 補助金:経済産業省・中小企業庁、地方自治体
- 助成金:厚生労働省(雇用や労働に関するもの)
② お金のもとは?
- 補助金:税金
- 助成金:雇用保険料(会社が毎月払っているもの)
③ もらいやすさは?
- 補助金:審査あり。採択率は30〜70%くらいと幅がある
- 助成金:条件に合えば原則もらえる
④ 金額は?
- 補助金:大きめ(数百万円〜。ものづくり補助金は最大1億円など)
- 助成金:控えめ(数十万〜数百万円。業務改善助成金は最大600万円)
⑤ 何のため?
- 補助金:新しい事業・設備投資・IT化など
- 助成金:人を雇う・賃上げ・職場環境の改善など
補助金ってどんなもの?
新しい挑戦を後押しするお金です。 事業計画書を出して、審査で「採択」されると受け取れます。 金額は大きいですが、ライバルも多く、準備に時間がかかります。
申請は「Jグランツ」というネットの窓口が主流です。 例:小規模持続化補助金、ものづくり補助金、IT導入補助金(2026年から「デジタル化・AI導入補助金」に名前が変わりました)。
助成金ってどんなもの?
主に「人」に関するお金です。 従業員の正社員化や、賃上げ、研修などをすると受け取れます。 条件を満たせば原則もらえるので、確実性が高いのが魅力です。
ただし、雇用保険に入った従業員がいることが前提です。 例:キャリアアップ助成金、業務改善助成金、両立支援等助成金。
※申請書類づくりは社労士(社会保険労務士)の専門分野です。困ったら相談してみましょう。
結局、どっちを使えばいい?
目的で選ぶのがいちばんです。
- 設備投資や新しい事業にお金をかけたい → 補助金
- 従業員の待遇をよくしたい・確実にもらいたい → 助成金
名前が似ていて紛らわしいので、「どこが出していて、審査があるか」で見分けましょう。 (名前に「補助金」とついていても、中身は助成金タイプ、という例外もあります)
両方に共通する2つの注意点
① どちらも「後払い」です
先に自分でお金を払い、あとから戻ってくる形がほとんどです。 入金まで数か月〜1年かかることもあります。 手元の資金(つなぎ資金)を用意してから動くと安心です。
② 「必ずもらえます」の営業に注意
「補助金がもらえます」と訪問してくる代理店には注意してください。 高い手数料(2〜3割)を取られることがあります。 まずは商工会議所・税理士・社労士など、信頼できる窓口に相談しましょう。
まとめ
- 補助金=競争(審査あり・金額大)、助成金=条件に合えば確実(金額控えめ)
- 補助金は経済産業省・中小企業庁、助成金は厚生労働省が中心
- 設備や新規事業なら補助金、人の待遇改善なら助成金
- どちらも後払い。つなぎ資金の準備を
- あやしい代理店より、まず公的な窓口へ
「自分はどっちだろう?」と思ったら、まず目的をはっきりさせるところから始めてみてください。
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※この記事は2026年6月時点の一般的な情報をまとめたものです。各制度の要件・金額・募集時期は年度ごとに変わります。申し込む制度の公式サイトや公募要領で最新の情報を必ずご確認ください。
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