補助金の申請書、いざ書こうとすると「何を書けばいいの?」と手が止まりますよね。
でも、採択される申請書には“型”があります。
この記事では、採択されるための書き方のコツを3つ、中小企業の社長向けにやさしくまとめます。
審査で見られているのは、たった3つ
むずかしく考える必要はありません。
審査する人が知りたいのは、つきつめると次の3つです。
- 何をするのか(取り組みの中身)
- なぜできるのか(実現できる根拠)
- どんな効果があるのか(売上・雇用などの変化)
この3つが伝われば、ぐっと採択に近づきます。
では、そのための書き方のコツを見ていきましょう。
コツ① 「現状 → 課題 → 取り組み → 効果」の順で書く
いきなり「これを買います」と書くと、審査する人は「なぜ?」となります。
次の順番で書くと、話が自然につながります。
- 現状:今、こういう状況です
- 課題:ここに困っています
- 取り組み:だから、これをやります
- 効果:その結果、こう良くなります
「買いたいもの」ではなく「解決したい課題」から書くのがコツです。
コツ② 数字で具体的に書く
「売上を伸ばします」だけでは、伝わりません。
できるだけ数字を入れると、計画に説得力が出ます。
- 「集客を増やす」→「新しい設備で1日の生産数を◯個から◯個に増やす」
- 「売上アップ」→「3年で売上を◯%伸ばす」
- 「効率化」→「作業時間を1日◯時間減らす」
大きな数字でなくて大丈夫です。
「根拠のある現実的な数字」が、いちばん信頼されます。
コツ③ 公募要領の「審査項目」に沿って書く
じつは、何を見て審査するかは、公募要領(こうぼようりょう=その補助金の説明書)に書いてあります。
そこに沿って書くのが、いちばんの近道です。
多くの補助金で見られやすいのは、次のような点です。
- その取り組みに、新しさや工夫があるか
- 計画に無理がなく、実行できそうか
- お金の使い道が、目的に合っているか
審査項目を一度書き出して、それぞれに「答える」形で書くと、抜け漏れが減ります。
やりがちなNG 3つ
- 抽象的(「がんばって売上を伸ばす」だけで、やり方がない)
- 盛りすぎ(実現できなさそうな大きすぎる計画)
- 条件ずれ(その補助金の目的や対象に合っていない)
1人で書ききるのが不安なら、商工会・商工会議所や認定支援機関(国が認めた中小企業診断士など)に相談すると心強いです。
まとめ
- 審査で見られるのは「何を・なぜできる・どんな効果」の3つ
- 「現状→課題→取り組み→効果」の順で書く
- 数字で具体的に
- 公募要領の審査項目に沿って書く
申請書は、型をおさえれば怖くありません。
あわせて、採択率を上げる5つのポイントや、受かったあとの採択後の流れも読んでおくと安心です。
※審査項目や必要書類は、補助金や公募の回によって変わります。申請の前に、必ず各補助金の公式サイト・公募要領でご確認ください。